凡人が価値を持つには「希少性のある専門性をもつ」か「希少性のある役職を経験する」しかない
希少性のある専門性をもつ
「
希少性のある
専門性」と「高い専門性」は似て非なる概念
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イラストレーターや声優は「高い専門性」を持つが、成りたい人が多いので供給過多
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供給>>需要になっている分野では指名で仕事を貰えるようなトッププレイヤーを除いて報酬水準は低くなる
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供給<<需要の分野(今のIT分野)では「希少性」はまだ保たれる
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その昔、IT業界では簡単なHTMLとCSSが書けるだけで、専門家扱いされてそこそこ高い報酬が貰える時代がありました。
希少性を高めるには
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一つの分野を極めていく
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複数の分野を掛け合わせる
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専門家をマネジメントする専門家になる
1は典型的な天才ルート。
また、求められる専門性は時代と共に移り変わることから、自分のキャリアを特定の専門性に絞りすぎると、需要がなくなったときに市場価値が一気に暴落するリスクを抱えている
2はプロとして食べていけるレベルの能力を2つ、3つと獲得して掛け合わせる
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大切なのは領域間のシナジー
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普通は分業する専門的業務を一人で出来るという意味
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「技術がわかる営業」
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「AIがわかる企画者」
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「ビジネスがわかるデザイナー」
3はもともとその専門家だった人がマネジメントポジションにつくパターン
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専門職の多くはピープルマネジメントが苦手なので、技術がわかって人の管理ができる人材は希少性が高く多くの会社で高く評価されます。
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これは「マネジメントと専門分野」の2のパターンとも取れる
希少性のある役職を経験する
ビジネス職においては、年収は基本的役職で決まる。
実力と役職は相関はするが、客観的なスキルで能力を図ることは極めて難しいので、実績が物を言う
高い報酬を出す業界を選ぶ
マネジメントか専門職のどちらかの道を歩み、希少性を上げていくだけでは、年収1500万円には到達しない。
希少性のある人材に十分な給与を払えるだけの財務的な余裕がある会社で働く必要がある。
業界構造的に儲からない場所でいくら希少性を上げても年収は上がりません。(介護業界や飲食業界)
業界をまたいで必要される職種であれば、途中で別の業界に移ることもできる
同じ業界内でも職種によって年収レンジは大きく変わる。
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ITならエンジニア、デザイナー、企画、経理などで年収の水準は大きく異る
同じ業界、職種でも所属する会社によって年収は大きく変わる
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ソニーとNECであればソニー
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トヨタとスズキならトヨタ
平均年収の低い業界にも年収の高い会社は少数存在しますが、その会社にピンポイントで入社しなければいけない。
年収水準の高い業界で希少性の高い職種についていれば会社の候補が複数あるので、市場価値に見合った能力を身に着けていればどこかしらには入れる。
闇雲にスキルアップや資格取得をしても年収は上がりません。まずはキャリアルートを知るところからスタート
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NOTE買ってみても良いとは思うが、今買っても多分だめ