経緯
私は2018年初旬でキーボードを日本語配列から英語配列に乗り換えた(👜MacBook 12(2017) スペースグレー US配列と高級キーボード「HHKB Professional BT US 配列」。US と JIS どちらが良いかはトレードオフと直感で決めろ)。このノートを書いているのが2025年初旬なので7年間英語配列を使っていることになる。英語配列というより、「HHKBの英語配列」を使っているという方が正しいが、これ自体に特に問題はなかった。
しかし、2025-03-12 iPad+ThinkPadをSurfaceに統合で、日本から英語配列のノートパソコンを購入する選択肢があまりに少なすぎたので、嘆きを残しておこうと思う。
同様の悩みの調査
次の理由により日本語配列キーボードを使ってます
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また、ローマ字入力しかしない人にとっては、かな入力の刻印が邪魔という意見もあります。 (まあ、私はそんなに気になりませんが) 最近では、かな入力の刻印が省かれた国内メーカーの日本語キーボードノートPCもあるので、USキーボードだけの利点では無くなってきています。
もちろん問題点もあります。
それが、国内でのUSキーボードノートPCの選択肢の少なさです。
もうUSキーボードとも10年の付き合いです。このまま、一生USキーボードで良いだろうと少し前までは思っていたのですが、今では迷い始めています。
時々、日本語キーボードでタイピングをしないといけないときに、かなりコーディング速度が遅くなるのは、明確なデメリットです。(専門学校などで授業などをする際、備え付けのPCを使うことが多い)
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キー配列変わったら発狂するで、マジで
当然であるが?(データはないが体感的に)日本で一番使用されているのは、日本語配列キーボードだろう。
多くの学校や企業で使用されている配列のはずだ。
慣れな気もするが、それでも1日に何度も使用するキーボードが変わったら発狂する気がする。
ということを考えながら英語キーボードとか分離キーボードとかを、絶賛している方を見ると、自分の使用するキーボード配列がある程度選べるっていうのはいいなぁと思う。
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USキーボードを使うべきではないただ一つの理由
不確定の文章を「変換」し「確定」するという作業がない英語入力では、returnキーは改行の時くらいにしか使いません。
日本語入力と比べると、returnキーを使用する頻度は圧倒的に少なくなります。
だからUSキーボードのreturnキーは小さくても問題ないのです。
→ これは納得できない。次項目でも記述するが、JISのエンターが大きいのは「縦方向」だけで、「横方向」はむしろUSの方が大きい。横方向は「距離」のメリットがあるが、縦方向は「精度」のメリットしか無い。「2列無いと打ちにくい」人は他のキーも2列分の精度でタイピングしてるのだろうか?
HHKBの配列を改めて眺めてみる
ちょうど昔作ったいい感じの画像があったのでこれを使う
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Space:
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USは長すぎで、JISは短すぎる。
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実際USを使っていても両端1.5キー分くらいは使わないし、前JISを触ったときは窮屈な感じがした。
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JISのSpaceの左右をSpaceにマッピングするとかもあり?
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Enter:
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HHKB特有ではないがこれはUSの方が好み。
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日本語はエンターを多用するからJISの大きさがよいという人もいるが、縦方向に大きい必要は無いということに気づいてないだけだと思う。
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USの中心に近いほうが良いのは明らか
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BackSpace:
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改めてみるとJIS遠すぎない?どう考えてもUSの方が良いだろ...
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と思ったけどUSでも小指だけ伸ばしてうつの大変なので結局手全体動かしていることに気づいた。
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あんまり変わらないのかもしれない(USの方がBetterなのは確か)
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矢印:
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HHKBのUSで最も特徴的なのはやはりここ。
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普段はストレスに感じることはないし、右下に手を持っていかなくていいので楽だと感じている。
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しかし、矢印を多用する(入力の途中で矢印を使うのではなく、矢印だけで長時間操作する)ときなどはFnをずっと右小指で抑えていないといけないのがかなりきつい。
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JISの右ShiftをFnにしてFn矢印も普通の矢印も使える形のほうが上位互換なのかもしれない。
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下段の装飾:
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ここは自由にマッピングすればいいので別になんでも良い
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記号:
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慣れの問題なのでどっちを普通と考えるかだけ。USの方が効率的だとか合理的だとか言う人もいるけど別にそんなこと無い どっちを覚えるかの話でしか無い
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そんなこと無いわ「
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、+
、=
」「[
、]
」「'
、"
」、「;
、:
」周りは絶対USの方が良い JISの方が良いところは見当たらなかった
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見た目:
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昔はUSの唯一無二間をかっこいいと思っていたが、改めて見るとJISの普通に四角形に詰まっている方が綺麗かもしれない
整理すると
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Enter、BackSpace:US
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Space:一長一短
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矢印:JIS
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記号:US
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その他:どっちでも
HHKB以外でも問題になるのは「Enter・BackSpace」と「記号」
このメリットが「好きなノートPCを選べない」「他人のPC触る際に効率が激減する」デメリットを上回るのかを考える
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大きさは圧倒的にデメリットの方が大きい
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頻度は圧倒的にメリットのほうが大きい
どうすればよいのか
人と環境によるとしか言いようがないが...
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会社配布PC(or 指定OS)がノートでWindowsの場合は問答無用でJISに合わせた方が良い
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デスクトップ or ノートだけど据え置きで好きなキーボードを持ち込めるならUSでも良い
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Macで構成も選べるなら好きにすれば良い
今だけを考えるなら正直好きにすればよいのだが、これからも日本で生きていくのならやはりJISで行ったほうが良いのではないか
キーボード(PC)は旧時代の入力デバイスで、これからは音声や思考入力と思うのは勝手だが、少なくとも10年はそうはならないと思う
LLMによって入力文字数が減ることはあるが、キーボードが無くなることはない
USに乗り換えた当時はMacが好きだったが、今は可能ならWindowsを使いたいという状況と好みの変化もある
日本でWindowsノートPCを選ぶ際に、英語配列というのは大きな枷になる。「英語配列は選択肢が多い」とか言う言説は外付け(しかも自作界隈やメカニカル界隈)の話だけで、日本国内の「一般」の販路で言うとJISには遠く及ばない。