岩で考える

• システム：大きな岩
• アドリブ(カスタマイズ)：多くの小石

システム

• 地盤がしっかりとした環境では強い
  • すぐに80点くらい取れる
• 不安定な環境にはフィットしにくい
  • 案件ごとのニーズに差が多い場合など
  • 解決
    • 本体システムとは別に差分を吸収するシステムを作る
    • 環境の方を標準化する
      • 理想的なアプローチはこちら
        • 特別なものを開発するよりも、基本的な訓練を全体に適応する
  • ダメな解決
    • 特殊な環境を吸収するために特殊なオーダーメイドを行う
      • 環境がまた変わったら対応できない
      • 横展開ができない
    • どうしてもオーダーメイドをしたい場合は、特化した別システムとして構築して組み合わせる
      • Slack + プラグインなど

アドリブ

• 利点
  • 特殊な環境を吸収できる
  • 柔軟な対応ができる
• 欠点
  • 再現性がない
• 単発で大きなアドリブは、オーダーメイドされた無計画なシステム化と同じ

良い使い分け

環境とシステムのずれを複数のアドリブで吸収する

• パターン化が見えてきたところでアドリブを別システムとしてまとめる

システムの上にアドリブや拡張をのせる

• 使用確定ができたらそれをシステム化していく

注意

積み上げる方向を間違えない

• 基幹レイヤー（下）ほどシステム
• 表層レイヤー（上）ほどアドリブ
• 上っ面だけシステム化して、内部運用をアドリブのマンパワーでやるのは最悪

システムにアドリブを積み上げ過ぎない

• 長く変更されないシステムの上にアドリブをひたすら積み上げると、どこかで崩れるか、無駄な支えが必要となる