プロダクトづくりで大手が参入してきたらどうするか
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1位しか勝てない市場か?
新規参入される前提の大きな市場か?
競合が入ってきても市場サイズ(ニーズ)が大きいので、そのうちのわずかなシェアを獲得できるだけでも大丈夫という場合。
大手が新規参入しない or できない市場か?
大手企業が参入を嫌がる市場で勝負するのも大事な
弱者の戦略。
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市場サイズが小さいので参入しない
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既存事業に悪影響なのでやれない
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アダルトや世論的に微妙などレピュテーションリスクがあるもの
「既存事業に悪影響なのでやれない」の例
リクルートで毎年ビジネスコンテストで登場していた「シニア向け終活サービス」。100%儲かると分かっていても、リクルートは「若者の支援」のイメージを崩したくないため絶対に参入しない領域だった。こういう領域を攻める。
ただし最初は大手企業が参入するのを嫌がっても、世間に認められ一般的になると後から一気に参入が相次ぐのも特徴。スタートアップはそれまでに大手企業が参入しても大丈夫なくらいのブランド認知、プロダクト作り、組織作りをしなければいけない(スピード勝負)。
インターネットサービス、SaaSビジネスなども大手企業が必ず参入してきますが、スタートアップが圧倒的なスピードでプロダクトを磨き込み、ブランド認知を取り、組織を拡大していると、後発で来た大企業は実は恐れるに足りません。良いプロダクトを作っている会社にとってはM&Aされるチャンス。
1位しか勝てない市場か?
スタートアップが絶対に避ける、または最初から意識しないといけないパターン。
2022年だと以下の例
・QRコード決済
・SNS
1位になるまでが大変で、かつ1位しか勝てない市場は参入する前にかなり事業計画を作り込まないと勝てない。
1位以下は、強いプレイヤーが既存事業とのシナジーを活用して闘う場合がほとんど。
決済領域で言うと、PayPayに対抗するドコモ、auなど携帯電話キャリアのペイ系サービスがこれにあたる。弱小スタートアップが生き残る余白はほとんどないので続けるほど苦しくなる
競合に対する考え方
事業を作る人のほとんどが「競合を意識しすぎ」だと感じます。
競合が来るかどうかの心配ではなく、来る前提でどう勝つのかを考えるのが大事。
「競合が来る≒事業が終わる」のはそもそも事業として脆弱すぎるので、ほっといても自滅します。
競合調査より自社プロダクト磨き込みが大事。
参考