パーキンソンの法則
第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
例①: 「今日は15時から17時まで2時間の会議をします」とスケジュールを組んだ場合、その内容がどんなものであっても2時間をフルに使ってしまう
「2時間の会議を行う」というのが頭にインプットされることで、その時間帯のスケジュールも確保しますし、そのスピード感に合わせて議論が進む。
本来なら50分で終わる内容だったとしても、会話のスピードが遅くなったり、無駄な議論が増えることで、2時間を使ってしまう。
例②: 「提出期限は木曜日の午後」と月曜日の早朝に決まった時、半日で作成できるものでも資料の完成は木曜の午後になってしまう
月曜日にスケジュールが空いており、資料の内容が簡単なものであれば、月曜日の午後には提出できるはずです。
しかし、「提出期限が木曜日の午後」ということが頭にインプットされるため、無駄に資料集めをしたり、クオリティを追求してしまい、資料の完成は当初言われていたとおり、木曜日の午後になってしまうのです。
問題点
本来数時間で終わる仕事量が数日に膨張して、他のことに使える時間が無駄に消費されてしまう。
対策: 時間ではなく「目標」を軸に置く
会議を開く前に、そこで達成したいことをかならずじっくり考える。
その目標を達成することに念頭を置く。
その上で、たとえ会議の予定時間が1時間であっても、自分が設定した目標を10分で達成したら、すぐに会議は終わりの方向に持って行く。
関連 → 10日で仕上げるタスクであれば、2割の2日で8割のタスクを終わらせる
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
これは単純にそうとは思えないが、まあそういう事もありえる